2008年11月21日

危機に陥ったコンゴ民主共和国



最近、日本の新聞でも報道されてますね。
東コンゴ情勢。

みなさんは今朝、目覚めた後、顔を洗い、着替え、朝食を食べて職場に行くという普段と同じ日課をこなしたのではないでしょうか。 私たちのほとんどは、考えることなく日々変わらぬ生活を繰り返しています。でも、コンゴ民主共和国東部に位置する南北キブ州の家族にとっては、状況はまったく異なっています。心地よいベッドで目覚めることはありません。お湯の出るシャワーもありません。健康的な朝食を楽しむことも、働きに行くこともありません。彼らにとっては繰り返される日常生活が悪夢になってしまっているのです。

人びとは15年も続く戦争の囚われの身となっています。武装勢力から逃れるため、毎日のように自宅から、あるいは一時的に避難している場所からさらに避難しなければならないのです。水や食べ物はほぼないに等しく、着の身着のままで、持ち物といえば背中に背負っているものがすべてです。母親も父親も、年老いた人も赤ん坊も、そして若者も、だれもが略奪や暴力行為を逃れ生き延びるためにもがき苦しんでいます。


国境なき医師団がウェブサイト「危機に陥ったコンゴ民主共和国 ―紛争に巻き込まれた人びとの声―」を立ち上げたとのことなので、紹介です。

http://www.msf.or.jp/special/condition_critical/

http://www.condition-critical.org/

さて、このサイトを見て、どう思うんだろうか?

「世界中の人は虐殺が行われている映像を観ても、『可愛そうだね』
と言って、ディナーを続ける」
(ホテル・ルワンダより)

では、何も変わらない。

まずは考えて欲しいなあ。
そして、何かの行動を起こして欲しいなあ。

是非。


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追記

日本UNHCRのホームページも
http://www.japanforunhcr.org/act/a_africa_drc_01.html

2008年11月18日

子どもの栄養失調

20080808_1.jpg

仕事帰り、国境なき医師団の報告会に参加してきた。

報告会のタイトルは、「ブルキナファソ:栄養失調児の命を救う」

「栄養失調」は長いこと解決できないでいる病。
僕が小学生のときから大きな問題になってきた。
それでも、紛争のため、貧困のため、環境破壊のため、そして最近では
地球温暖化や食糧価格の高騰という要因のため、相変わらず大きな問題で
あり続けている。

今回の報告会では、RUFと言われる栄養治療食を使った取り組みが紹介された。
今までの粉末の食事に比べ、栄養素の豊富さも、保存・輸送の便利さも、
大分改善されているとのことだった。
味見もしてみたけど、味も悪くない。
この取り組みで年間15万人が恩恵を受けているらしい。
世の中のひずみの影響を受けて、末端で苦しんでいる人が少しでも改善される
なら嬉しい話だ。

ただ、実際に栄養失調で苦しんでいる人は2000万人を超えるから、
恩恵を受けているのはほんの一部に過ぎない。
この枠組みが広がることも大切だし、そもそも根本的な問題の解決が
図られないと、いつまで経ってももぐらたたき状態から抜け出せない。

となると、結局は、地道な教育活動と、国際社会、特に各国政府が動かないと
だめなんだなあと思った。
国境なき医師団の活動も、そうしたことにつながってくれると祈っている。
posted by nob at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

ウォー・ダンス / 響け僕らの鼓動

20081112_1.JPG

観客は10名程度。不安になる。

でも、不安はすぐに消えた。
ものすごくテンポの良い、ものすごく中身の濃い、ものすごく感動する
映画だった。

舞台はウガンダ北部。
「war zone」と言われる紛争地域。
ここの避難キャンプで生活する子供たちのドキュメンタリーだ。

子供たちの多くは、母親、父親、兄弟、親戚が殺されている。
さらに、誘拐され、少年兵として人を殺すことを強制された子供もいる。
多分、僕がいくら想像しようにも、それ以上の苦しみや悲しみを味わって
いるんだと思う。

そんな彼らが「全国音楽大会」を目指して、音楽に取り組む。
彼らは「音楽が辛いことを忘れさせてくれる」と言う。
中には、預けられた親戚の家で、全国大会に行くことを反対される子供も
いる。
それでも、一生懸命に音楽に取り組む。

そして・・・

この映画は、美しい風景がたくさん織り込まれている。
ウガンダは美しい自然の溢れるところなんだ。
でも、そこで起きていることは、おぞましいことだ。
そんな中で、ひたむきに音楽に取り組む姿は心打たれる。

子供たちを送る先生の言葉が印象的だった。
「両親や兄弟を殺された子供たちで、話は終わらない。ナンバーワンに
なるんだ」(ちょっと表現は違うかもしれない)
最後の子供の台詞も良かった。
「両親を失った女の子でなく、トロフィーを持ち帰った女の子なんだ」

苦しい環境に置かれた子供たちが、自分で物語の続きを作り始める。
今までは、大人たちが勝手に物語を決めてしまっていたけど、「これからは
自分たちがで作れるんだ」と自身を持った姿には希望を感じる。

援助を考えるとき、正直よく分からない。
何が正しいのか、本当に有効なのか。
でも、今回の映画の子供たちみたいに自信を持ってもらえたら、それは
成功なんだと思う(正確には、成功への第一歩)。

是非、みんなに観てもらいたいなあ、この映画。

注)ウガンダの場所はここです。

LocationUganda.png
posted by nob at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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