2008年11月12日

ウォー・ダンス / 響け僕らの鼓動

20081112_1.JPG

観客は10名程度。不安になる。

でも、不安はすぐに消えた。
ものすごくテンポの良い、ものすごく中身の濃い、ものすごく感動する
映画だった。

舞台はウガンダ北部。
「war zone」と言われる紛争地域。
ここの避難キャンプで生活する子供たちのドキュメンタリーだ。

子供たちの多くは、母親、父親、兄弟、親戚が殺されている。
さらに、誘拐され、少年兵として人を殺すことを強制された子供もいる。
多分、僕がいくら想像しようにも、それ以上の苦しみや悲しみを味わって
いるんだと思う。

そんな彼らが「全国音楽大会」を目指して、音楽に取り組む。
彼らは「音楽が辛いことを忘れさせてくれる」と言う。
中には、預けられた親戚の家で、全国大会に行くことを反対される子供も
いる。
それでも、一生懸命に音楽に取り組む。

そして・・・

この映画は、美しい風景がたくさん織り込まれている。
ウガンダは美しい自然の溢れるところなんだ。
でも、そこで起きていることは、おぞましいことだ。
そんな中で、ひたむきに音楽に取り組む姿は心打たれる。

子供たちを送る先生の言葉が印象的だった。
「両親や兄弟を殺された子供たちで、話は終わらない。ナンバーワンに
なるんだ」(ちょっと表現は違うかもしれない)
最後の子供の台詞も良かった。
「両親を失った女の子でなく、トロフィーを持ち帰った女の子なんだ」

苦しい環境に置かれた子供たちが、自分で物語の続きを作り始める。
今までは、大人たちが勝手に物語を決めてしまっていたけど、「これからは
自分たちがで作れるんだ」と自身を持った姿には希望を感じる。

援助を考えるとき、正直よく分からない。
何が正しいのか、本当に有効なのか。
でも、今回の映画の子供たちみたいに自信を持ってもらえたら、それは
成功なんだと思う(正確には、成功への第一歩)。

是非、みんなに観てもらいたいなあ、この映画。

注)ウガンダの場所はここです。

LocationUganda.png
posted by nob at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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