2007年05月21日

サイの話

世界自然遺産「南スマトラ諸島」。その片隅に位置する、インドネシアのスマトラ島最南端に、ブキ・バリサン・セラタンという国立公園があります。ここは、島の全域で熱帯林が失われ行く中、今もかつての自然の姿をとどめる数少ない聖域の一つです。

ところが、この国立公園でも今、違法な森林伐採や不法居住、野生生物の密猟が深刻な問題になっています。
〜WWFのレポートより


さらに、公園内の土地では年間2万トン近くのコーヒーが違法に栽培され
日本をはじめ世界各地に輸出されているそうだ。
このままではここに住んでいるスマトラサイは10年以内に絶滅すると
言われている。ちなみに、かつてスマトラ島にいたジャワサイは既に絶滅。

とは言え、コーヒーを作っている人も生活のために、ただやめろと言われても
どうしようもない状況になっている。
場当たり的な解決策を考えるのではなく、持続可能な策が必要になる。

僕たちも気をつける必要がある。
なるべくフェアトレードの商品を購入することもその一つ。
こういうルートの商品が売れないと、結局は違法な道に収入源を求める
ことにつながってしまうから。

サイの人形を見ながら、ちょっと考えてみることにする。

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2007年03月04日

「大したことない」ことは大したことだ

映画「不都合な真実」で、氷河の話が取り上げられていた。
環境問題としても、旅行のガイドブックの話としても、頻繁に
取り上げられているが、氷河が年々後退している。

僕は2003年の夏にカナダを旅行した。そして、ジャスパーから
バンフに移動するとき、Columbia Icefieldに立ち寄った。
実は、氷河を見るのはこのときが2回目だった。初めて見たのは
ニュージーランドでのこと。そのときは2000年の2月。
あのときの感動の度合いはかなりのもので、今でもそのときの
印象が鮮明に残っている。
その強い印象と比べたのもあってか、正直Columbia Icefieldは
大したことないと思っていた。

しかし、それは「大したことない」ものではなかったのだ。
あの氷河も後退していたから、「大したことない」ものになって
しまったのだ。これは大した問題だ。だって、それだけ気温が上昇
しているから。
本来、観光客をも魅了する氷河が「大したことない」ものに変わっ
てしまうほど、地球温暖化の影響は大きいということだ。

もしかしたら、僕が感動したあのニュージーランドの氷河も今は
「大したことない」ものになってしまっているかも知れない。
何といってもあれから7年が経っている。1年でもかなり後退して
しまうというから、7年もあれば・・・。

本来感動できるものに対して感動できなくなる。
地球温暖化の影響は、人の心をも巻き込んでいる。
これは「大したことない」で済まされない、大した問題だ。
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2007年02月06日

「今日も」と「今日は」

最近、冬になるとよく口にする言葉、「今日も暖かい」と「今日は寒い」。
でも、本来はこの反対のはず。「今日は暖かい」と「今日も寒い」。

僕は小さい頃からずっと同じところに住んでいる。
小さい頃、冬になると霜が降りていた。そんなときよく土をいじくって
遊んでいたものだ。ところが、最近はそんなことも滅多にない。
だいぶ暖かくなってしまったようだ。

「今日は」に続く言葉が「暖かい」で、「今日も」に続く言葉が「寒い」と
なる冬を取り戻すために、身近なところから気を配らないといけないなぁ。
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2006年10月16日

タスマニアデビルからのSOS

オーストラリア観光局からのメールマガジンに書かれていて、気になったので抜粋

 オーストラリア大陸の南に浮かぶタスマニア島に生息するタスマニアデビルは、数少ない肉食有袋類として知られている。体は黒い毛に覆われ、胸にはツキノワグマのように白い模様が入っており、目はパッチリとりりしい。その様子を見る限り「デビル」とは程遠いが、いったん口を開き肉にむしゃぶりついたり、うなり声を上げながら仲間同士で喧嘩する姿を見ると、確かに「デビル」という感じだ。

 そんな彼らを今、奇病が襲っている。原因不明の寄生型腫瘍(ガン)の一種に冒され、約20万頭といわれていた生息数がここ数年で15%も減少しているのだ。このペースでいくと、将来、絶滅の危機に瀕してしまうのではと懸念されている。

 この事態をうけてオーストラリアでは、タスマニアの野生動物保護局を初め多くの研究機関が、癌の原因究明から感染したタスマニアデビルの隔離など、様々な形で真剣にこの問題に取り組んでいる。そして、その活動は専門家のみにとどまらず、タスマニアの住人、タスマニアを訪れる旅行者たちにも広がっているのだ。例えば、病に冒されているタスマニアデビルや、交通事故で亡くなったタスマニアデビルを発見した際には、そのリサーチと報告をするといった協力を求められている。このメルマガを読んでいるオーストラリアファンのみなさんには、ぜひこういった話も心に留めて訪れてほしい。


前回タスマニアに行ったときには、僕が部屋に戻っているときに出て来た
んで会えなかったんだよなぁ。今度行くときまで元気でいて欲しい。
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2005年08月04日

これもほっとけない

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今「ほっとけない」と言ったら、「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」のことだけど、環境問題もほっとけない問題だ。

今年も世界各地から異常気象が報告されている。
そして、多くの動植物が絶滅の危機に瀕している。

現在、日本では「みんなで止めよう地球温暖化 チーム・マイナス6%」の
運動が行われている。
これは京都議定書で日本に課せられた1990年比CO2排出量-6%達成へ向けての
運動だ。
今年は冷房の設定温度を高くしようと言うことで、「クールビズ」が流行して
いるが、実際の冷房設定温度が高くなっていないと言う問題点もある。
実際に、街中を歩いていて、室外機から放出されている熱気を感じると、
「こんなんで大丈夫なのか」と不安になる。

この問題も、貧困問題と同様に一人一人が意識しなくては解決できない問題だ。
10年後、20年後の自分たちの暮らし、そして次の世代の暮らしをも見据えて
地球温暖化を止める行動をとってほしい。
一つ一つの行動は決して難しいものではない。
シャワーを出しっぱなしにしない、冷房の設定温度をちょっと高くする、
電気をこまめに切るなどなど、ちょっとした気持ちの持ちようで、誰にでも
できるものばかりだ。

たとえ、何十年後かに後悔しても、そこから回復するには今努力するのに
比べて、何倍もの苦労が待っていると思う。
取り返しがつかなくなる前に、この問題を解決しよう。
これももう「ほっとけない」問題だ。
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2005年07月15日

知床

知床が世界自然遺産に登録された。
日本に世界遺産に認定されたところが増えたことはうれしい。

願わくば、これを機会に自然保護の意識が高まって欲しい。

前にも2度ほど書いたけど(これこれ

・山とか川をゴミで汚さない→ゴミは持ち帰る
・再利用できるものは再利用する
・草とか花を傷つけない→決められたトレイルを歩くなど

こんなことが当たり前になるだけでも、かなり違うと思う。
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2005年07月13日

冷房

クールビズが流行りだして、待ちを歩く人の服装も変わってきた。
ノーネクタイ、上着なしで違和感が感じられないのは、素晴らしいことだ。

だけど、地下鉄の車内の冷房は相変わらず、ガンガンに効いている。
はっきり言って、半袖だと寒い。
外食店の冷房もかなり効いている。
とても28度に設定しているとは思えない。

別に28度という数値にこだわるわけではないけど、せっかくクールビズが
軌道に乗ってきているのに、それに水を差すような冷房の温度設定は
考え直して欲しい。

少なくとも半袖で寒いと感じない温度設定にして欲しい。
暑さをしのぐために冷房を入れているのであって、上着を着るために
冷房を入れているわけではない。

クールビズは服装が流行るだけでは意味がない。
それで如何に地球への負担を減らすかが問題だ。

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2005年06月15日

チーム・マイナス6%

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今年の2月に発効した京都議定書。日本は2008年〜2012年の間に、1990年比でマイナス6%の温室効果ガス削減目標を課せられている。

しかし、2002年度、家庭からのCO2排出量は、プラス28.8%と厳しい状況。そんな状況の中、目標実現のための国民的プロジェクトが「チーム・マイナス6%」。環境省が音頭をとっているようだけど、今の状況から目標を達成するには、国民的盛り上がりがない限り、難しい。この運動が盛り上がれば、可能性を広げることができると思う。

このプロジェクトでは、6つのアクション・プランが掲げられている。どれも身近なことばかり。

@温度調節で減らそう <削減効果:マイナス0.5%>
冷房は28℃に設定するのが具体的な目安。冷暖房の設定を1℃控えるだけで、かなりの効果があるとのこと。だいたい、夏は会社にいると寒い。寒さをしのぐために、上着を着る。「だったら温度を高くすればいいじゃないのかなあ」と常々疑問に思っている。ネクタイを締めなくてよければ、状況はよくなるんだろうけど、「クールビズ」がもっと広まって欲しい。
ちなみに、我が家はエアコンを使っていません。

A水道の使い方で減らそう <削減効果:マイナス1.1%>
蛇口はこめまに締める。これは僕も反省しなくてはいけない。シャンプーをしているときシャワーを出しっぱなしにしてしまう。水道水の送水には、多くの電気が使われているそうなので、無駄遣いしないようにしなくては。

B自動車の使い方で減らそう <削減効果:マイナス0.7%>
アイドリングをなくす。この季節、よくエンジンをかけっぱなしで、車の中で寝ている人がいるけど、あれは地球にも迷惑だけど、周囲を歩く歩行者にも迷惑だ。木陰を探して寝た方が気持ちいいと思う。
あと、自動車を使わなくても公共交通で代用できるのなら、公共交通を使うようにする。

C商品の選び方で減らそう <削減効果:冷蔵庫:マイナス2.9%、エアコン:マイナス2.2%など>
環境にやさしいエコ製品を選ぶようにする。初期費は高くなることが多いけど、ランニングコストは安くなるので、経済的にもよい効果があるはず。ただし、エセ商品には注意。

D買い物とゴミで減らそう <削減効果:マイナス1%>
過剰包装は断る。買い物袋を持参する。たった数時間の見栄えのために、過剰包装するのはもったいない。スーパーの袋も便利だけど、やたらと多過ぎる。最近は、おしゃれな買い物袋も増えている。そんなにかさばるものでもないので、買い物袋を持つようにする。

E電気の使い方で減らそう <削減効果:マイナス1.5%>
コンセントはこまめに抜く。最近は電気製品が身の回りに増えている。でも、その中には使っていないものも多いはず。そういうもののコンセントは抜いて、無駄な電気を食わないようにする。これも実行すれば経済的にも効果があるはず。

皆さんも是非、「チーム・マイナス6%」に参加してみてください。そして、100年後、200年後の地球が快適なものであるために行動しましょう。
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2005年06月03日

10年後、20年後のために

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昨日書いた旅先での環境への配慮という点からもう一つ気になること。

以下は、グランドサークルの旅から帰ってすぐに書いた感想。

非常に「濃い」1週間だった。毎日が忘れられない思い出の連続。景色もさることながら仲間との思い出っていうのが大きかったと思う。キャンプ生活だったこともあり、みんなとの距離が近かったこともよかった。

毎晩苦労したご飯作りもいい思い出だ。キャンプは初めてだったけど、みんなで作ったものは例え失敗しても本当においしい!そして満天の星の下でのキャンプファイアも楽しかった。普段と完全に違う時の流れにいたせいかみんなが「今日何日だっけ?」と聞いても、はっきりとした答えができないのが印象的。本当に「贅沢な」旅だったと思う。

それにしても毎日目にした景色は想像をはるかに超えていた。「やばいよ、これ」と思わず呟いてしまうものばかり。地球が時を超えて作り出した壮大な自然の前では無力さを感じてしまうだけだった。ラスベガスからザイオン、ブライスキャニオン、アンテロープ、モニュメントバレー、そしてグランドキャニオンと移動するバンの中で、「次はどんな景色を目にすることができるんだろう」と毎回ワクワクしていた。そして毎回その期待をはるかに上回るものが待っていた。そんな大自然の中で歩きまわれたことは幸せだった。


今回僕たちは大自然を満喫することができた。でも、自然への接し方でちょっと気になった点があった。

グランドキャニオンでトレッキングをしているときに、リスに食料を与えてしまったり、トレイルから外れてところを歩いている仲間がいた。野生の動物に人が食料を与えたら、「野生」でなくなり、自力で生きていけなくなる恐れがある。それによって生態系が変わることだってある。決められたトレイル以外を踏み荒らすことによって、植物が生きていけなくなる恐れがある。特に今回のような環境下では、そうした傾向が顕著なはず。僕らのちょっとした行動のせいで、10年後、20年後の旅行者が、今と同じような自然に触れることが出来なくなったら悔しいし、僕もいつかまた訪れて、この大自然を満喫したい。


すばらしい大自然がいつまでもすばらしいものであり続けるために、僕たち観光客の責任は大きいと思う。ちょっとした心遣い一つで、10年後、20年後もすばらしいものであり続けることができるし、ちょっとしたエゴのせいで自然破壊を招くことになる。

そもそも、すばらしい大自然ほど微妙なバランスの中で存在している。そういうデリケートな自然に対してデリカシーを持って接したい。
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2005年06月02日

すばらしい自然に醜いゴミ

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旅先ですばらしい景色を見て感動しているとき、ふと視線を落としてみると、その感動が冷めてしまうことがときどきある。その原因は、ゴミだ。

空き缶だったり、ペットボトルだったり、お菓子の袋だったり、時計だったり(?)いろんなものを目にする。ときにはどこから持ってきたのかと考え込んでしまうこともある。

缶もペットボトルもお菓子の袋も、店で見るときはきれいに見える。だけど、すばらしい自然の中で見ると醜い。しかも、たいていは雨や土にまみれて、醜さを増している。

そんな醜いゴミにほとんど出会わなかったことがある。屋久島を旅したときだ。一緒に行動した人たちもそれに気がついていて、「ここ、ゴミないね」とお互い驚いた。

屋久島の人たちは環境への意識が高かった。ゴミの分別も、5、6種類に分別していた。それは地元のガイドの人たちも同じだった。とあるガイドのおいちゃんと3日間行動をともにしたのだけど、3日目に何故自然の中でゴミをほとんど見にしないかが分かった。

その3日目は縄文杉へのトレッキング。観光客の数も半端じゃない。一緒のパーティの一人が橋の上からペットボトルを落としてしまったことがあった。巨大な石ばかりの川原に落ちてしまって、もう諦めるしかないと思った。しかし気がつくと、さっきまで後ろにいたはずのガイドのおいちゃんが川原を飛び跳ねながら、ペットボトルを探している。そして、あっという間に探し当ててくれた。

また、縄文杉からの戻りのとき、僕たちのパーティは一番後ろだった。そのためか多少ゴミを目にすることがあった。そんなときも、ガイドのおいちゃんは、ゴミを拾い集めていた。

こうした地元のガイドの人の苦労のおかげで、僕たち観光客は屋久島の自然を十分に楽しむことができた。屋久島では自然にも感動したけど、こんな地元の人の苦労にも感動した。

これからは自然を楽しむベストシーズン。年間1万人訪れる山で一人がゴミを一つずつ残してきたとする。そうすると、年間1万個のゴミが増えることになる。そんな醜いものを増やさないように、そしてみんなが自然を楽しめるように、ゴミは持ち帰ると言う最低限のマナーは守って欲しい。
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