2007年02月25日

グアンタナモ

「グアンタナモ、僕達が見た真実」を観た。

たとえ、この映画で演出などにより10倍の誇張があったとしても
おぞましい話だ。

もし僕が映画の主人公たちの立場だったら、耐えられるだろうか?
もし耐えられたとして、何日持つんだろうか?
もし僕だったら、どんな感情を抱くのだろうか?
もし僕だったら、たとえ現実世界に生還したとして、世の中を
どんな風に見るようになるんだろうか?
もし2年以上の日々が突然拷問と虐待の日々になったら、心を
正常に保てるんだろうか?

こんなことを映画を観ながら考えていた。
多分、世の中の99.9%以上の人は、こんな「もし」を考える
必要に迫られないと思う。それほど、現実離れした話だからだ。
けれど、現実離れしたことが現実に起こっていることは、この映画
以外の情報でもさまざまなソースから窺い知ることができる。

果たして「テロとの戦い」って何なんだろう?
「人殺し」って何なんだろう?
アメリカが声高に叫ぶ「人権」って何なんだろう?
「正義」って何なんだろう?
「悪」って何なんだろう?

もう頭の中は「?」だらけだ。
これらの「?」に答えてくれる人なんていないと思う。
自分なりの価値観を持っていないと、危うい方向に流されてしまう
んだろう。

この映画は、決して面白い映画ではない。また、決して心温まる
映画でもない。もっと言えば、決して気分の良い映画ではない。
けれど、観る必要がある映画だと思う。そして、自分なりの価値観
を持つきっかけにする映画だ。
posted by nob at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

サンキュー・スモーキング

痛快な映画だった。
社会の様々な側面を皮肉たっぷりに、そしてテンポ良く描いている
のが何よりも面白い点。
また、主人公やその周りの人たちの人間としてのキャラクターも
何だか共感できるところが多かった。
僕もどんな状況でも生きていける誰にも負けないものが欲しいなぁ。
posted by nob at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

恋人たちの失われた革命

映像は素晴らしかった。白黒の特徴を生かした光と影の演出は
本当に凄い。

けど、話はわかりにくかった。何といってもフランス人がみんな
同じに見える。頭が混乱しているうちに話が展開する。
あと、字幕が見づらい。白黒の画面に白地の字幕だから、読めない
ときもある。

何か消化不良の3時間だった。
posted by nob at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

ゆれる 再び

あれ以来、久々に「ゆれる」を観た。
1度見ているから、いろいろな細部にも気がついた。
そして思った。やっぱりこの映画、すごい!

一つ一つの映像、台詞が見事に物語を作り上げているし、登場人物それぞれの
「ゆれ」を表現している。
あの夜空に浮かぶ半月も、現像液が波を立てたのも、そうした映像がなくては
ならなかったのだ。

この脚本には2年かかったそうだけど、それだけの重みがある。

ただ、まだ僕の中で消化しきれないところがある。
それは最後のシーン。お兄さんのあの表情にこめられた意味が、僕の中で
まだゆれている。
posted by nob at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

旅の贈りもの−0:00発

「自分が必要とされているか」、「自分を待っている人はいるか」。
これらが映画の主題。
都会の生活では、こういうものが見えなくなりがち。
何かに終われるようにせかせかと生きているから、自分の周りが見えなくなる。

車掌さんが終点に着いたときに発した言葉が印象的だった。
「この旅が皆様にとって、何か大切なものを見つけられる旅になりますことを
心よりお祈り申し上げます」

そう、「何か大切なもの」とは、「自分が必要とされているか」という感覚、
「自分を待っている人の存在」なのだ。こうしたものを旅人自身が旅の中で
探し出す。人と人との触れ合い、ゆったりとした時間の中で自然と見つける
ものなんだ。

確かに旅って、そういうものだと思う。
日常から離れることによって、今まで見えなかったもの、忘れかけていたもの
に気づく。日常から離れると言うのは、偶然であった人と触れ合うこと、いつ
もと違った時の流れに身を置くこと。
僕も旅をするたびに感じることだし、それが旅の魅力だ。

映画を観て、ふと思った。
最近の僕は、ちょっとせかせかしていなかったか。
もっとゆっくり時間を楽しもう。
30年後なんてどうなるか分からないし、今が充実していなかったら、30年後
だってきっと同じだ。

映画を観終わって、非常にすっきりとした。そして、肩の力が抜けて、ホッと
した。三重丸!
posted by nob at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

記憶の棘

この映画の原題は「Birth」。で、邦題が「記憶の棘」。
このタイトルをつけた人、素晴らしいと思う。
紹介文によっては「輪廻」という言葉が使われているけど、適当ではない。

邦題の通り、これは主人公の「記憶の棘」が刺激される話。
10年間忘れようとしても忘れられない記憶の棘が、ある少年の出現で刺激
され、どうしても抑えられない感情が蘇る。
そして、その感情と周属の間で物語が進む。

この映画は多分、大ヒットするような映画ではないけど、中身のしっかりした
ものだ。最後の海岸のシーンが何を意味するのか、いろいろ解釈できるのが
気になるけど、余計な描写がないシンプルですっきりした映画だった。
posted by nob at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

運命じゃない人

今日、突然思い出した映画。「運命じゃない人」
なぜか階段を下りながら思い出した。

さえない登場人物ばかり出てくるのだけど、後味はなかなか良かった。

ちょっと調べてみたら、DVDも出ている。

もう一度観てみよう!
posted by nob at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

映画って〜その2 涙

「大地に雨が必要なように、人には定期的に涙が必要なんじゃないかなあ」
「きっと映画は、実際の人生でなかなか泣けない人のために存在している
んだよ」
   〜テレキネシス「シェナンドー河」より


涙。僕も映画を観に行くとき、涙を求めていることが多い。
僕は日常生活で涙を流すことがない。
もちろん悲しいこと、悔しいことはたくさんある。
でも、涙が出ることはない(野球は別だけど)。

すると、時々不安になる。
もしかして僕の感情が枯れてしまっているのではないかと。
そんなときは無性に映画を観たくなる。涙を流すために。
そして、映画に感動させられて、涙を流し、自分の感情が枯れていないことを
確認する。

他にも涙を流す効能がある。
その効能とは、一言で言うと、すっきりするのだ。
胸の中に押し込んでいたものが一気に吐き出されて、気持ちがすっきりする。
悲しかったり、主人公に共感して涙しているはずなのに、妙にすっきりする
のは変な感覚だ。けれど、これこそが涙の持つパワーだと思う。
映画はそのパワーを引き出す架け橋なのだろう。

おまけ、前回の続きで、2006年マイベスト3<洋画編>
1.あるいは裏切りという名の犬
2.カポーティ
3.In her shoes麦の穂をゆらす風
posted by nob at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

トランスアメリカ

映画としては素晴らしい作品だと思う。
冒頭がちょっと強引過ぎる気もするけど、途中がしっかりしているから、まあ
気にならない程度。

だけど、僕としてはこの手の作品は内容的に苦手だ。
どうにも感情移入できない。

映画を観るとき、作品に対して感情移入したい。
そうすることによって仮想現実を味わうことができると思うから。
posted by nob at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

キンキーブーツ

ストーリー展開は典型的な感動を呼ぶパターンだったけど、中身がしっかり
伴っていたから、感動させられてしまった。

この映画を観て感じたことは2つ。

その1
「何をすればよいか」は人に聞いてばかりいてはダメだ。
逃げることなく自分で答えを探さなくてはならない。

その2
何かをしてそれを評価するとき、大事なのは「人の心に何を残したか」と
言うこと。人の心に何かを残せないものは、独りよがりの自己満足で終わり
兼ねない。

この2つのことは、自分自身の日常生活でも気をつけたい。
posted by nob at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。